紫
.
.
キムテヒョンさんへ
25回目、26歳の誕生日おめでとうございます。
すごいね、一緒に祝える4回目の誕生日です。同じ人のオタクをここまで続けられたのは初めてです。今年も沢山愛と勇気(アンパンマン?)をありがとう、テヒョンが私のアンパンマンです。濡れても世界一かっこいいね。大好きだよ。
ところで去年の誕生日、まさか1年間ずっとあなたに会えないまま2020年が終わるとは想像もしていなかったし、できませんでした。
ステージで生きてるテヒョンが好きで、テヒョンもきっとステージから見るペンライトで埋め尽くされたあの景色が大好きで、それが分かるくらい優しくて愛に満ちた瞳で会場を見渡すテヒョンをみる瞬間が、私にとって特別で最高で大好きな時間だったんだと、痛いくらいに痛感してます。
だから余計に、配信された動画をみて、発売されたCDを買って、曲を聴いて、の繰り返しで全部受け身のオタ活にかなり、正直だいぶ飽きてしまっています。コンサートのチケット抽選申し込んで、飛行機新幹線電車の時間確認して、ホテル探して、オタクと会って、会場で掛け声をしてたあの超・能動的オタ活が恋しいし、それをしてた自分がめちゃくちゃ羨ましい。
画面の向こう側まで、本当に、近くて遠い。もう1年前の「いつも」が戻ってこないかもしれない恐怖を抱えて我慢してるのは、きっと私たちだけじゃなくてテヒョンもそうだと思うから余計苦しい。やっぱり直接会いたい。
会場の照明がだんだん暗くなって、歓声と音楽が大きくなっていくあの瞬間が、本当に本当に恋しい。
どんな薬物より中毒性があるコンサートの開演前。オンラインじゃ満足出来ない身体にさせられていた私たち。
よくスランプに陥った人が使う「終わりが見えないトンネルに入った気持ち」という言葉(まあ正直スランプに陥った人が使っているかは分からないけれども)、今なら本当に理解できます。
全てのエンタメとコンサートが死んでいるこのおかしな日常で、一体何を目標に頑張ればいいのか全くわからなくて、ただあなたと一日でも早く会いたくて手洗いうがいをしています。
誰のせいでもない、誰のせいにもできない状況で、私たちの1年が消えてしまってすごく悔しいし虚しいしどうしてもネガティブな考えばっかりになってしまうけれど、私は、どんなに時間がかかっても「必ず会える」って言ってくれたあなたを信じてずっとここにいたい。悲しくて苦しいことがあった時、道標になってくれるのはいつもテヒョンだったから。
あなたの優しい光がいつでもあたしの力になっていることを忘れずにいたい。
異国の地からあなたの知らない言葉であなたに向けて綴っているこのおかしなブログの「愛してる」の部分だけ、電波が届けてくれますように⚡
初めて書いたブログの言葉をまた振り返って、「ボラへ」と右腕に彫りながら終わりにしようと思います。
2020年も、あなたが私の光でした。
.
.
あなたは「敫」という字が世界で1番似合う人だと思います。「光が輝き四方に広がるさま」 「強い衝撃」という意味の漢字です。
「紫である」ということ以外になんの意味も持たなかった言葉に、「虹の最後の色みたいに相手を信じてお互いを末永く愛し合う」という、その場の思いつきで考えたにしては最強すぎる意味を付け加えたあの日のメントは、私の心に強く響きました。愛してるよりも自分の気持ちを上手に表現出来る言葉なんだと東京ドームで付け足した時、この世にある言葉では表せられないあなたの感情があとどのくらいあるんだろうかと想像して、すごくワクワクしました。愛しいものを見るような優しい瞳で会場を見回すあなたを見ると、いつも胸がいっぱいになります。
感情に色があるのだとしたら、愛は赤、悲しみは青になると思います。超超超こじつけだけど混ぜたら紫になるよね!悲しみも愛しさも、全部まとめて紫してます。辛い事や悲しい事があった時もまずはあなたを信じます。キムテヒョン、あなたから広がった紫色の光は、BTSの行く道を、優しく柔らかく照らしてくれています。私はその光を辿って、あなたについて行きたいです。
.
Dear my PURPLE, Kim Taehyung
2020.12.30
.
.